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ラオスの炭窯 3

炭材の着火と精錬(ねらし)

炭材が発火点に達し、激しく白煙を吐きます。
口炊きによる加熱で、炭材が発火点に達した状態。激しく白煙を吐いて炭材の燃焼が始まります。窯の周囲は強い刺激臭の煙が充満します。
炭化が進み、炭材が炭に変わって行きます。

窯内部では徐々に炭材の炭化が進んでいる
燃し木(もしき:燃料の木材)が燃えて窯が高温になります。窯の温度が上がっても内部の炭材は酸素がない状態ですので燃えて灰になることはありません。熱で炭素以外の不純物は分解、気化して最後に炭が残るのです。
備長炭などの白炭(しろずみ/はくたん)を作るときは、炭化が完了すると徐々に窯の口を開け、酸素を入れて行きます。

白炭(備長炭)製造にかかせない精錬(ねらし)
これがいわゆる「精練」または炭焼き用語で言う「ねらし」と呼ばれる工程です。窯の入り口を開き、酸素を入れることにより、不純物を燃焼させ炭を硬化させます。備長炭(白炭)独特の製法です。

白炭(備長炭)の品質を左右する重要な工程「ねらし」
このとき窯の内部は1200度にもなります。ねらしが不十分だと、燃やすと臭いのする質の悪い備長炭になります。

酸素を取り込み高温で燃焼する炭焼き窯
いよいよ炭焼きも佳境に入ってきました。ねらしが終わると次に始まるのが冷却工程です。